今回学会に参加させて頂きすごく印象に残っているのは認知症のテーマのシンポジウムでした。
現在新しい認知症の型として注目されているレビー小体型認知症をメインとしたとても分かりやすい講義でした。レビー小体型認知症の特徴としてパーキソニズム(手足のふるえなど)症状などを引き起こす、また、甲状腺機能低下症から発展するケースもあるとのことでした。
それらの特徴をもったレビー小体型認知症の発現に一番気づかなければならない存在が、患者様に最後に薬をお渡しする薬剤師の仕事であるとのことでした。来局時に患者様の行動で気になることがあれば処方医に連絡したり、併用薬から合併症の可能性を探ったりなどと医薬連携を強化していくことが必要であると感じました。
薬剤師 : Y・Y
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11/23、24の2日間、広島で開催されました日本薬局学会に参加させていただきました。
この学会で何度も耳にした言葉が「医薬連携」です。医師は診察して処方せんを発行したら患者との関わりは一旦終わります。
薬局はその処方せんを受け取り、患者に薬を渡します。
薬剤師は、医師がみることのできない部分、その薬がきちんと服用されているか、薬の効果がでているのかを確認したり、効果がでていなかったら原因を調べて指導します。ほとんどの病気の治療は薬物療法です。
薬剤師の重要性を再認識しました。また、医師の見えない部分をそのままにするのではなく、フィードバックすることも必要です。
患者の療養をサポートしている医師と薬剤師は交互にバトンをもって走るリレー選手の様なものだなと思いました。
在宅緩和ケアをされている方の貴重な話も聞くことができました。
薬剤師は患者の意思を尊重し、個々にあわせたケアを行っていかなければなりません。
患者の状態を予測しながら動く必要があります。
嚥下機能が落ちてきたら坐薬や貼付剤を、痛みが増悪してきたら麻薬の手配など常に先を歩き、患者が必要となったときすぐに渡せるよう準備しておかなければなりません。
在宅の現場での薬剤師は、医師や看護師の後ろで準備をしながら待機し、要請があったら前にでて、サポートするのが役割であると。
今回の学会への参加は、大変貴重なもので、これから目標とする自分の薬剤師像を見つけることがました。
薬剤師 : M・F |
学会1日目の11月23日に調剤過誤について口頭発表を行いました。フロアからの質問もあり非常に有意義な学会発表でした。
夕食をとったあとはイルミネーション!大通りにそって鮮やかなイルミネーションがたくさん並び、地元ではなかなか見られない光景で感動^_^
2日目はモーニングセミナーで講演を聞いたあとはポスター発表で、他社さんと活発な意見交換をしてとても勉強になりました。
薬剤師 : T・Y
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日本薬局学会学術総会に参加して、印象に残ったことを紹介します。
私の門前の皮膚科ということもあり、アトピー性皮膚炎の標準治療普及に関するセミナーでした。
ステロイド外用剤の継続使用の印象は今でも、皮膚が黒くなる・厚ぼったくなってしまうという印象が患者だけでなく、医師・看護師・薬剤師印象が残っているということです。
しかし、実際はそれはステロイド外用剤の副作用ではなく、塗り足りないがために起こり、良好な治療効果が達成できず、アトピー炎症がくすぶり続けることによって起こるものだということでした。
とくに、患者は最小量の外用でなんとかしのいで行きたいと考え、不十分な外用量のため、アトピー炎症が遅延化しているケースが少なくないということである。ステロイド外用剤だけでなく、さまざまな薬剤や治療方法の間違った概念を取り払い、新しくて正しい知識を身につけることができた2日間でした。
薬剤師 : Y・E
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11/23、24に第8回日本薬局学会学術総会に参加させていただきました。
学会というものに初めて参加するので、どんなものなんだろうとドキドキしてましたが、終わってみるとあっという間に過ぎた2日間でした。
普段聞けない他薬局の取り組みや医師の話などとても勉強になることが多かったです。
そして、色々な講演やポスター発表を見て患者様のために一生懸命やろうと思う気持ちはみんな同じなのだなと感じました。
それと同時に私自身、普段以上にちっぽけな存在に思えました。
これからは私も負けずに今回学び得たことを明日からの業務に活かしていきたいです。
薬剤師 : M・K
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