元気な毎日を応援します!  www.taihei-group.jp
タイヘイグループ
文字サイズ 文字サイズ大文字サイズ小



第7回 日本薬局学会学術総会 in 大阪 REPORT
2013年11月23・24日に大阪府で第7回日本薬局学会学術総会が行われました。

今回のポスター発表は、当社から4グループの参加となりました。
大阪での開催という事もあり、新幹線での旅となり、お互いに親睦も図れ良い機会となりました。

全国から多くの薬剤師がここ大阪に集まり、色々な発表を見る事ができ良い刺激を受けました。

                                               
                                                  発表内容はこちら

1日目
朝、佐賀駅を出発し、新大阪までの移動です。
新幹線で駅弁を食べたり、寝不足なのか車中休んだりと、しているうちに大阪へ。

  
 REPORT  REPORT 
  
ポスター発表の会場で皆で協力して貼付。
記念撮影をし、ランチョンセミナー、デザートセミナー、ポスター発表の会場で勉強しました。
中でも、一番注目しているのが在宅業務の発表です。
今や、薬局業務で一番注目されている分野で、私の薬局でも行っています。すごく参考になりましたし、良いところはすぐにでも取り入れる必要があると感じました。
学会で得た知識を、患者様や他のメディカルスタッフのために役立たせたいと強く思いました。
今大会の市民公開講座は、「五体不満足」の著者として、有名な乙武氏洋匡の講演でした。人生経験豊富な同氏の講演は、とても力強く、非常に感銘を受けました。また、体の不自由さで、たくさんの苦労があったと思いますが、不自由さを感じさせない前向きな姿勢、考え方はとても勉強になりました。









1日目の学会を終え、夜景がきれいと噂の新梅田シティーへ。
きれいな夜景を堪能した後に、食事会場へ移動しました。
食事の会場では、今回の学会で学んだことや学んだことをこれからどのように業務に役立てていきたいか、報告しました。非常に有意義だったという意見ばかりでした。
非常に有意義な学会1日目を過ごすことが出来ました。
     
     
     
    
  


2日目
1日目は作家の乙武洋匡さんの貴重な講演をきくことができました。
積極的にチャレンジする姿勢に大きな活力を与えていただき、とても有意義な時間を過ごすことができました。
さて今日は2日目です。
朝はホテルのビュッフェです♪
お腹もいっぱいになりいざ会場へ^_^
昨日に引き続きものすごい人混みです。2日目はポスター発表を行いました。
タイヘイ薬局からの発表者は4名。多くの方にご覧いただきました。
多数ご意見をいただくことができ、また次の発表の機会に役立てられるよう頑張ります。
本当にありがとうございました^ ^  
    発表を終えて名残惜しいですが
佐賀に帰ります。・゜・(ノД`)・゜・。

大阪の人達は本当に暖かくて、街並みもすごく綺麗☆本当に楽しく過ごすことができました^_^
今度はプライベートで是非来たいものです(⌒▽⌒)
帰りは新大阪駅でお土産探し☆美味しそうなものがたくさんあって迷ってしまいます^ - ^
ずっと食べたかったたこ焼きをゲット♪
新幹線と電車を乗り継いで佐賀に到着。
みなさん長旅お疲れ様でした^ ^  


今年の学会も非常に勉強になり、他の会社の方々に負けないようにこれからも勉強しなければいけません。
来年の学会は広島です。
来年も発表できるように、そしてより良いサービスができるようにこれからも頑張ります!
ありがとうございました!!
OSAKA 


第7回日本薬局学会学術総会に参加して印象に残った講演を報告いたします。
ファルメディコ株式会社 代表取締役社長医師 狭間研至先生の講演です。
テーマは地域医療イノベーション、これからの薬剤師のあり方について講演を受けました。
これまでの調剤薬局はモノを早く正しく最適に。患者の疾患情報、薬剤の知識に特化して業務を行ってきた。では患者に対するアフターケアはどうか?
A医師「Y君、この患者さんのHbA1cが下がらないけどどうしたらいいだろう…他の薬に変えたほうがいいのかな…」
Y薬剤師「患者さんの自宅に行って見たら使っていないインスリンが20本もありました…」
医師は患者の状態に応じて薬を処方する→医師は薬を使っても状態が良くならないので別な薬に変えてみる→実際はただ患者が薬を適切に使っていなかっただけ。
問題の根本的な原因が特定できておらず、患者の治療は崩壊している。
薬の管理を行うのは薬剤師である。外来の仕事から在宅に移行し、今まで気づいていなかった患者の服薬状況が浮き彫りになってくる。
そうした患者の服薬状況をどのように改善するか、また患者に最適な薬剤はなんなのか、医師への処方提案を含めた医師・看護師と薬剤師が連携したチーム医療にこれから取り組んでいかなければならない。
そのためのバイタルサインの確認などの技術が必要になってくるわけである。
上峰店は在宅医療をまだ行っていませんが、外来の患者さんの服薬状況を見直し、患者に適切な薬物治療を行えるようより良い服薬管理を行います。
薬剤師 : T・Y


今回、11/23、24と大阪市にて開催された日本薬局学会に参加し、多くのことを学ぶことができた。
まず、チーム医療の重要性。外来化学療法を行っている医療センターの先生が発表された。病院で化学療法を行った後の患者の多くに嘔吐などの消化器症状や骨髄抑制などの副作用が生じ、場合によっては緊急入院することもあり、薬局薬剤師には、自宅療養のフォローが求められている。発表された先生の地域では、副作用対策マニュアルを病院と近隣薬局で作成し、緊急入院になるような副作用発現を減らすよう努めておられた。佐賀県でも、少しずつ医師や病院薬剤師と連携して情報共有できるシステムが構築されるよう働きかけを行っていかなければならないと感じた。
次に薬剤師と患者の理解度の違いを感じた。指導せんを見ながら指導をしても、間違った方法で使用している患者もいる。発表された例では、喘息吸入薬のシムビコートタービュヘイラーを回してカチッと音をならした後、吸入をしないで台に立てて置いてあった。置くことで、空気中に薬が広がって吸えていると間違って解釈されていた。吸入器以外でもたくさんこのような症例が存在すると思う。投薬する際、患者が実際にどのように使用しているか再度確認して、薬の効果がきちんと現れるよう指導をしていかなければいけないと思った。
最後に、2日間の貴重な経験をつませていただき、視野が広がり、様々な考え方、これからの課題など発見することができよかった。

薬剤師 : M・F

今回日本薬局学会学術総会に参加させていただき、
日本中の薬局の様々な取り組みを見ることができて、
とても参考になりました。
ポスター発表では、実際に在宅患者で血圧の測定を行っているところがありました。
そこでは、副作用が出ていないか確認して医師にフィードバックするというよりは、
降圧剤の効果を見て患者がきちんと服用しているのかを確認するために
血圧測定を行っているということでした。
患者のコンプライアンスを見るという点では
薬剤師が血圧測定を行う1つの意義になるのではないかと思いました。
前回の新人薬剤師研修でも学んだ吸入についての講演も印象に残りました。
吸入器の使用法は、薬剤師としては正しいやり方を当たり前と思って指導を行っているが、
患者さんにはその当たり前は通用せず
私たちの驚くような様々な間違った吸入法で使用していることが多々あるということでした。
吸入器の指導だけでなく、全ての薬について
これで伝わるだろう、間違うことはないだろうという
薬剤師の思い込みをなくして、正しく薬を使ってもらうことが
大切だと感じました。
最後に、この学会で発表されている先輩方の姿を見て、
また、乙武さんの講演で、言い訳を考えずにやってみる
チャレンジをすることが自身の可能性を広げるという話を聞かせていただき
私も機会をいただければ発表の経験をしてみたいと思いました。
このような学会に参加する機会を多く与えていただき、
本当にありがたく思うと同時に
しっかり勉強をして薬剤師として成長していきたいと思います。
薬剤師 : T・Y


○質の高い服薬指導を目指して~患者様の利益になるために~

①服薬指導スキルアップ~患者様に利益になるSOAP薬歴~
患者様に服薬の説明やケアはどのような視点で行うのが適切か?患者様の視点でケアする方がより患者様に近づけるし、メリットがある。SOAPのSは患者様の思いを聞きだす必要がある。このS情報がO情報である。問題解決するために必要な情報を的確に抽出しできることに繋がる。このS、O情報のおかげで患者様の情報も考慮した上でのアセスメントになり、患者様のニーズにあった情報提供(P情報)になる。質の高い薬歴とは、服薬指導内容の充実がなければ記録することができない。患者様が薬剤師と向き合ってくれないことの解決のポイントは薬剤師が患者様に薬物治療に対して責任をもつことを示す。もう1点は、薬剤師が「患者様に症状や質問などをする目的を説明し、了承をとる必要がある。ハイリスク薬は誰の為に行うものか、患者様のセルフケアへのアプローチになる。

○服薬指導に必要なコミュニケーション能力
患者様の信頼とアドヒアランス向上のためのコミュニケーションのポイント

患者様の物語(ナラティブ)を理解する。①患者様に期待のキャッチ②患者様の中の矛盾を認め合う③患者様の自己決定を大切にして新しい物質を作る。
2つの分科会での発表を拝見して、薬剤師の視点も大切だが患者様視点を意識して業務をする必要があると感じました。

薬剤師 : T・S


今回の学会で印象に残ったのは、1日目はデザートセミナーでした。特に、患者さんの間違った吸入法を再現した動画が印象的でした。
私達薬剤師が当たり前だと考えて、細部の説明を省略することで、患者さん独自の解釈に基づいた吸入をされ、せっかくの薬の効果が期待できないばかりか、副作用のみが現れてしまうこともあることが言葉の上だけでなく視覚的に感じることができました。
それを踏まえて、これからの吸入指導では、細かくわかりやすい説明を出来るように、説明の仕方を再度考えていこうと思いました。また、2日目はデザートセミナー仰られたでα-GIに対する服薬指導についてがとても印象的でした。α-GIは食直前の服用が基本で、食事中に飲み忘れに気がついた時はすぐに服用し、食後ならば飲み飛ばすと大学でも習っていたのですが、食後30分くらいならば、効果発現し低血糖になることもないので、服用するように指導しているとのことに驚きました。

薬剤師 : K・T


日本薬局学会に参加した。
初日は、特に吸入ステロイドの使用法に関する講演がとても勉強になった。当たり前のことであるが、正しい使用法で吸入されなければ効果は発揮されない。肺に薬剤を吸い込むことが目的であるにもかかわらず、飲み込んでしまうケースや、口腔内に薬剤が大量に付着し副作用のリスクを高めているケースが多々あるとのことだった。正しく使用できていないために症状が改善せず、薬の量ばかり増えていく結果となってしまう。
吸入器の使用法は薬局窓口で指導することが多いため、こういった例を防ぐためには指導を徹底することが重要である。時間が経つと使用法を忘れてしまうことや、間違った使用法を継続している例も多いとのことだったので、一定期間ごとに確認を行う必要があると感じた。
2日目は、ポスター発表が印象に残った。小児に対する漢方薬の服用方法や、糖尿患者に対する服薬指導のポイントなど様々な視点からの発表があり、とても刺激を受けた。普段の業務の中で疑問に思うことや気になることをそのままにせず、調査し、考えて行くことが大切だと改めて感じた。
全国の薬局薬剤師の方と触れ合い、ポスター、ディスカッション、口頭発表を通じて楽しく学ぶことができ、有意義な2日目を過ごすことができた。
参加させていただき、本当にありがとうございました。

薬剤師 : Y・T

患者様からお話をしてもらえるようなコミュニケーションスキルと同時に、患者様からの信頼を得る事が必要であると思います。その為には患者様の治療に関わっているということをきちんと認識し、それを患者様と話しているときに示す事が大切であると考えます。その為には、患者様から選んで来て頂く立場にあり、今後も競争がより著しくなっていくと思われます。そこで生き残るためにも、患者様から信頼を得て、かかりつけ薬局になれるように一層の努力が必要であると感じました。

薬剤師 : Y・M


在宅業務において残薬確認の重要性と今後の薬剤師がどうあるべきかを学んだ。
在宅患者においてアドヒアランスは服用のしやすさが重要だと感じた。服用のしやすさとは薬剤カレンダーやボックスなどを用いることでどれだけ服用しやすいかということで、これが上手くいっていないと過量摂取や服用不足となってしまい、薬の副作用や医師の考える治療効果が得られない、そのことによる無駄な医療費増大に繋がってしまう。患者が服用していないことを隠すため一包化した薬包を捨てるということもあるようで、適切な治療が行われていない状態を改善するためにも服用しているか残薬がないかを確認していきたい。
今の薬剤師は薬を早くミスなくお渡しし薬の情報をお伝えするという業務が重要で、さながら100m短期走者のようであるとのこと。ただし実際は患者をサポートするコーチのような立場になるべきであり、アドヒアランス向上による治療効果の確認、向上に繋げるようにしたい。

薬剤師 : K・H


今回の学会で一番勉強になったことは、他の薬局の在宅業務への取り組みでした。私も、在宅業務をテーマに、ポスター発表をさせて頂いたのですが、まだまだ改善、修正するところはたくさんあると思いました。特に、改善する必要があると感じたことは、在庫管理の徹底と、患者様の誤飲と飲み忘れを防ぐために、薬セットを分かりやすく行うといったことです。今回学んだことを生かし、他のメディカルスタッフと連携を強化し、在宅業務における薬剤師の存在意義を高めて行きたいと思います。
在宅業務以外にも、喘息治療のセミナーも大変勉強になりました。特に、吸入ステロイド薬の使用状況の調査においては、きちんと吸入出来てない可能性がある患者様がたくさんいるということに驚きました。今後は、薬局で実際に使用方法を一緒に確認して、コンプライアンスを高めていけるように努力していきたいと思います。
今回の学会で学んだことは、すぐにでも患者様や他のメディカルスタッフに還元していきたいと思います。(Aコープ店 山田裕介)

薬剤師 : Y・Y


今回学会に参加させていただいて、大変勉強になりました。
今回、主に在宅中心に発表を見てきました。他の薬局の在宅医療とモール店の在宅医療は基本的に同じような業務を行っていましたが、いくつか違いがありました。
その中でも一番気になったのが、薬剤師提案型の在宅医療です。モール店では、医師提案型が大半を締めます。
現状として、薬剤師提案型の在宅は考えにくいところがありました。
ですが、コンプライアンスが悪い患者様に、在宅業務があることを提示し、コンプライアンスが上がるまでの間、薬剤師が介入し、お薬の服薬の手伝いをしていくと方法があることを知りました。
この際当然、患者様と医師の了解を得ないといけません。この了解を得るためには、患者様や医師に認められる薬局または薬剤師になる必要性があります。
このように、薬剤師提案型の在宅業務が出来ていくような薬剤師になりたいと強く思いました。今後、更に努力し業務に励んでいきたいと思います。
薬剤師 : D・O


 ランチョンセミナー:癌の治療は入院から外来へ(自宅で治療や療養を行う)
室先生の病院では、H19年には、200件だったのが、H24年に約1000件に。
外来化学療法には、病院の医師・看護師、病院薬剤師、薬局薬剤師の連携が必要
院外処方せんを受ける薬局薬剤師の役割は適切な服薬指導を通じたアドヒアランスの維持・向上(服薬指導に加え、副作用対策として処方された頓服薬の適切な服薬休薬タイミングの指導も含む)により最良の医療を提供すること。
例えば、TS1は下痢・嘔吐・嘔気などの消化器系の副作用、特に下痢が多い。
1日の下痢の回数に応じた対応が必要なためフローチャートを作成し、重篤な副作用による入院を予防している。1日の下痢の回数が多い場合は、小腸に潰瘍ができている場合が多い。
シンポジウム:ユビキタス時代の医療のIT化
コストカット(無駄を省く)を行う中で、ICTを用いた医療には初期投資がかかるが、有効性があり、結果としてコストカットになる。コストとは全体のコストのこと。トータルでコスト減ならそれでOK。薬局薬剤師は、薬局を飛び出し、在宅へ。在宅でイノベーションを起こす。ITを用いてコストを下げて、患者にどう役に立てるか考える。
薬剤師の視点:痛み止めを服用し、痛みが治まったかどうかの確認をする。
患者の視点:薬を服用し、痛みがなくなり、歩けるようになり、買い物ができるようになった。
患者の視点を持つべきである。
市民公開講座:「チャレンジ精神を忘れずに」乙武洋匡
出来ない理由はいくらでもあるが、それを言っていても始まらない。できるためにはどうすればよいか考える。
シンポジウム:「地域で支える認知症治療 薬剤師の社会的役割」
認知症は、これから患者数が増える疾患。薬局としては、マーケットと捉えることもできる。
認知症の進行段階は、6段階。正常→プレクリニカル(アミロイドPETで検査)→MCI→軽度→中等度→高度
薬剤師へのメッセージ「自分の仕事は自分で見つけていく」
アルツハイマー型認知症の典型的な症状:
①あれそれ症候群
②もっともらしさ、取り繕い
③振り向き徴候
REM睡眠異常:ウツ傾向と誤診することでSSRIが処方され、それを服用した患者の状態が悪化する報告あり。
ドグマチール処方によるパーキンソニズムの出現。
セレネース(抗精神薬)の投与でそのまま寝たきりになった事例あり。
抗精神薬の投与は、症状を著しく悪化させることがあるため注意が必要。
これは、医師・看護師・薬剤師などの医療スタッフ全員が把握しておくことで患者に誤投与がないように。
今回の学会も大変勉強になり、勉強した内容を現場の業務にも生かしていきたいと思う。
自分の課題は、抗がん剤のレジメンの把握、副作用予防で使用される薬剤の把握。
認知症治療患者の病態の特徴を理解する。
どのような薬学管理が必要か考えること。
これまで依頼があってから行っていた在宅業務をこれからは、薬剤師の気付きにより必要性を感じた場合は主治医と患者(または家族)の了承のもと介入していかなければならないと思う。
今回の学会のテーマが「ネクスト・イノベーション」となっているが、保険調剤薬局の薬剤師の業務が変わっていくには、薬剤師自らが行動を起こし、変化することが大切。
学会に参加させていただいてありがとうございました。

薬剤師 : T・K



PAGETOP


 
Copyright(C) 2006 TAIHEI  Co., Ltd All rights reserve.