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第75回 九州山口薬学大会 in 佐賀 REPORT
2013年9月15・16日に佐賀県で第75回九州山口薬学大会が行われました。

九州・山口各県多くの薬剤師が集い、日頃の研究の成果が発表されました。


                                               
                                                  発表内容はこちら

1日目


今回は地元である佐賀市で開催されたため、当社のスタッフも多数参加しました。

今大会には、当社から口頭発表者が2名、ポスター発表者が6名の計8名が発表者としてエントリーしました。

これは、今大会において、発表者として参加した企業・医療機関の中で最多の発表者数です。

このことより、当社が学会発表に力を入れていることがわかっていただけると思います。

 

大会会場の前で記念撮影をしました。
ポスター発表者が6名いますので、
スタッフがそれぞれ協力して、ポス
ターを掲示しました。 →
   
     明日のポスター発表に備えて
リハーサルを行いました。↓
     
昼食はみんなで食べに行きました。

ポスター発表を見に行き、本日の口頭発表者の会場へ。  

   
     


外来業務と在宅業務の両立についての発表。

座長の先生からは、「(調剤機器が整備されており、バラ錠の採用など)経営者の理解があり、うらやましい薬局ですね」

とコメントをいただきました。

今回の学会に参加するにあたって感じたことは、発表者として参加できて良かったということです。

何事にも言えることですが、他人に自分の意見を伝えるためには、きちんと理解をしておく必要があります。

今回の発表にあたり、再度、在宅医療のことを勉強し直したことで、理解が深まり、今後の業務に生かしていけるだろうと

感じました。

これからも、積極的に学会に参加、発表をしていきたいと思います。

  
   
     


2日目

2日目、会場前に集合し、写真撮影。

本日の口頭発表の会場へ。

調剤事故防止のための当薬局の取り組みの発表。

ポスター発表会場にて意見交換をしました。

午後のポスター発表では多数の方に質問をいただきました。

ありがとうございました。

     
     


この2日間地元佐賀での学会ということもあり、多くの職員が参加しました。

来年の九山大会は、長崎であります。

来年も参加し、発表を行いたいと思います。

発表を見に来て下さった皆様、ありがとうございました!


今回、九州山口薬学大会に参加して、印象に残った発表は、「総論から実践へ!参加型在宅研修会」というシンポジウムです。
このシンポジウムは、会場参加型のワークショップという形式をとっており、認知症患者である70代女性の症例をもとに、みんなでディベートをするというものでした。
内容としては、コンプライアンスを上げるための服薬方法や、どのような職種の方と、どのような連携ができるのか?ということでした。
今回の症例は、外来患者の症例でしたが、在宅患者にも還元できる内容でした。
Aコープ店も在宅業務を行っていますが、現在は宅老所でしか行っていません。
認知症の方もいますが、今は、施設の看護師が薬を管理しているため、コンプライアンスが低下することはありません。
しかし、いつか、患者様宅で在宅医療を実施する機会をあると思いますので、きちんとした服薬管理をするための工夫、マニュアルを今からでも考えておかなければと思います。

今回、私は、「当薬局の在宅業務への取り組み」というテーマでポスター発表をさせていただきました。
資料を作るにあたり、在宅医療について理解が深まり、発表をして本当に良かったと思いました。
今後も、積極的に学会に参加、発表していきたいと思います。
また他のスタッフにも、発表する意義を伝えて、たくさんのスタッフを発表できるような職場環境を作っていきたいと思います。


薬剤師 : Y・Y


私は今回九山大会に参加し、主に在宅業務について色々学べたと思う。今回のシンポジウムで在宅医療は外来業務の延長上にあるということを聞いて、納得したとともに、在宅業務をしていくことで、外来業務がより充実するのではないかと思った。従来、外来業務は、窓口でのお薬の受け渡しが主で、お薬の説明も単調である。しかし、在宅業務を取り入れることで、患者とのコミュニケーションスキルが今以上に向上し、コンプライアンスを上げるための様々な考え方ができるように感じた。また、在宅医療を行っていくにあたって、検査値やフィジカルアセスメントは不可欠である。これらを在宅の現場で見れるようになれば、外来業務においても薬剤師の検査値やフィジカルアセスメントの見方が変わり今ま
で以上に、より高度な医療が患者に提供できるのではないかと考えた。また、認知症患者のコンプライアンスを上げるために、在宅医療を進めて、コンプライアンスがよくなったら、外来に戻す事例をきいて、こういった見方の在宅業務もあるのかと素直に感心してしまった。これは、キーパーソンの把握しその人にお薬を管理してもらい、お薬カレンダーの提供をする。そして、薬剤師がコンプライアンスの状況をみて、外来に戻す。これは、後ほどセルフメディケーションにつながると思った。また、今日の北島さんの講演を聞いて、在宅医療と外来業務の両立できるのは、タイヘイ薬局だからこそなのかなと思った。やはり自動水剤分注機と自動分方機の導入で外来業務の短縮し、短縮できた時間を在宅業務に
あてる。非常に効率がよく、最低限度の薬剤師数で業務ができると思った。これほど効率よく業務を行っている薬局は他にはないのではないのかと感じた。今後、さらに業務が忙しくなるため、今以上に業務短縮をしなければならないと感じた。


薬剤師 : O・D


今回は主に在宅医療に関するシンポジウムと発表を聞いた。
シンポジウムでは、患者を診る際に、身体的・精神的・社会的因子のすべてをトータルで見ることが大切であることを学んだ。バイタルサインなどフィジカルアセスメントが注目されているが、それが全てではなく見たり聞いたりする五感を使った評価が基本となるということだった。さらに、食事、睡眠、排泄、運動、認知機能といった生活に関わる体調チェックが重要であり、これは在宅に限らず外来でも実践すべきであることを学んだ。
シンポジウムでは、ディスカッションやもしており、いろんな薬剤師の方の意見も聞くことができた。連携が大切というが、医療従事者だけでなく、近所の友人や住人、郵便局や新聞配達といった人にも協力してもらうなど、一人一人の患者の生活を見て柔軟に対応していくことの必要性を感じた。
他にも、在宅が特別ではなく外来の延長線上に在宅があること、外来の業務を行いつつ在宅へ出るための工夫、残薬を回収し有効活用したり医療費削減に繋げるなど、少しの工夫で様々な取り組みが行えるということを実感した。
今回学んだことを生かして今後の業務に取り組み、業務に追われるだけでなく、いろんな視点から業務を見つめていければいいと思う。


薬剤師 : S・T


<内容>

  先進国G7中唯一の「医師の調剤」容認国からの脱却

              医師が処方し、薬剤師が調剤する→医薬分業(完全分業:医師の不調剤)

              調剤のなかで最重要業務は処方箋監査→医師の調剤では行なわれない(危険)

              先進国G7中唯一の「医師の調剤」容認国→発展途上国の水準 

                         ↓
                  国民への周知徹底が必要

              院外処方箋率を分業率に置き換えるような表現は不適当→分業ではない

              処方箋監査の徹底による薬害の防止→薬剤師の最も重要な部分

  既存の枠組みを越えた多職種連携への取り組み

              医療職種全般における従事者不足(特に医師不足は顕著)

              不足解消は需要を下げる(受診者を減らす)か供給を増やす(医療従事者を増やす)

              需要を下げる→病気を減らす・余計な医療をしない・不必要な受診を控える

              供給を増やす→従事者絶対数を増やす・生産性向上・相対的に提供者を増やす

              相対的に提供者を増やす→多職種連携→スキルミックス

 *スキルミックス:現行のルールに抵触しないように業務の一部を他職種が行なう(協力)

 ex,薬剤師の症候診断など

              かかりつけ薬局の機能→OTC勧奨or受診勧奨←患者の状態(症候)を判断している 
          
医師に症候等の考えを示す→医師の最終判断

  最終的に医師が責任をもって判断をすれば問題ない。

  医療人としての薬剤師を志向した生涯学習にむけて

              チーム医療における薬剤師の役割→医師への処方提案・薬学的管理

              薬局:健康づくりに関して身近な支援・相談が受けられる民間団体の地域拠点 

                         ↓
                 フィジカルアセスメントも重要となる
          様々な学習・セミナーを通じて基礎的知識をミにつける必要がある。

  生涯学習のパラダイムシフト~JPALS

              ①自己査定→②計画→③実行→④評価の4つのステップ繰り返しが学習

    自分の不得意分野や不足している分野を探す。

    それに対する学習計画を立てる

    学習を実践

    出来たこと出来なかったことを評価する

 

  口頭発表<在宅医療>

              在宅医療の知識不足→在宅医療の始まりをサポートすることが重要(事前準備)

              在宅医療におけるコミュニケーションが難儀→ネットワークの構築

              専門以外の情報が不足→在宅医療関係者への相互勉強会で知識の向上

              マンパワー不足→外来業務の効率化と在宅業務に関連する事前準備で不足解消へ


薬剤師 : Y・M

 

医療において、アクセス、クオリティ、コストの3つは全て成り立つことはなく2つまでしか成り立たない。
また、日本は島国であるので他の地域から医師を奪い合いが起きている。
そのことが医師の遍在を招いている。この遍在を解消するためには、

出来るだけ病気にならないように予防する、不必要な受診を減らすといった需要を減らす、
医師の数を増やす、多職種連携といった供給を増やす、といった対策が必要である。
需要を減らすことには患者へ病気や治療について正しい情報を知ってもらうことも重要である。
正しい情報を知ってもらうことでセルフメディケーションで良いのか病院に行くべきなのかを判断してもらうことで不要な受診を減らせるためである。
また、供給を増やす方法として特に多職種連携が大事である。
これを見直すことで各々が専門性の高い作業を行うように確認でき、医師が本業に専念できるようになることで供給を増やすことができる。しいては医師の遍在を減らすことに繋がる。
また薬剤師はバイタルサインを判断出来るようになることで医師の負担軽減に繋がる。
現在患者の残薬はものすごい数に達し、[おくすり整理そうだんバッグ]を用いた残薬調整の結果一人当たり3695円も残薬を持っていることがわかった。
また患者は医師に残薬があることはあまり知られたくないだろう。
そのことを頭に入れて対応することで、患者のアドヒアランス向上や無駄になる医薬品を減らすことによる国レベルでの医療費削減に繋がる。その他に残薬調整を行うことで医薬品を確認できるため、入院時等に持参薬を把握することが出来ることも重要なメリットである。


薬剤師 : H・K


ポスターでは、内容は様々多岐にわたり、全てが参考になった。
見栄え的な仕上がりといった点においては福岡のタカラ薬局のが特に綺麗で目を引いた。
他社の口頭発表では、ジェネリック推進や在宅・地域連携、学生実習における取り組みを見ることができたが、総じて相手の立場や気持ちをよく考え、理解した上で熱意と信念を持って行動することが、当たり前のことではあるが成果に繋がっているように改めて感じた。
在宅医療シンポジウムで参加したワークショップでは、他社薬剤師とのディスカッションを通して、在宅における考え方だけでなく、処方解析での新たな視点や知識が得られ勉強になった。
ご講演のなかでも、ヘルスアセスメントという考え方と本質的な意味だけでなく、薬学的フィジカルアセスメント手法のポイントを学んだ。
機器展示ブースにおいては、ノアメディカルシステムズの薬歴ネットワークシステムが、いつでもどこでも閲覧・レポート作成可といった点で在宅業務指向の、効率性も考えた良いツールだと高い関心をもった。

薬剤師 : S・M


九州山口薬学大会に参加しました。後半のみの参加となりましたが、ポスターや口頭発表をみることができ、とても勉強になりました。
特に、検査値からみた疑義紹介の報告や調剤過誤対策などは取り入れていける部分もあると感じ、参考にしたいと思います。
また、私自身今回が初めてのポスター発表となりました。緊張しましたが、見にきて下さった方と意見交換をすることができ、楽しく感じた部分もありました。
来年も発表に参加できたらと思います。


薬剤師 : T・Y


915日、16日に九州山口薬学大会に参加してきました。
地元佐賀ということもあり、タイヘイ薬局からも多数の発表をいたしました。
私も壇上にあがり、マイクをとって発表をさせていただきました。
今回調剤事故をテーマに発表しましたが、薬局のミスによって患者様の健康が脅かされる、そのミスをおかさないためにミス防止策を考えることはどの薬局においても長年の課題としています。
今回の発表では次の3つを検討してみました。
ヒヤリハット事例報告
事例検討会
調剤事故防止のための教育
今回検討を行い、薬局として患者様の健康被害を防ぐためになにができるかを考えることの重要性を改めて感じました。
これからも調剤事故防止のために様々な取り組みを実行していこうと思っております。

 薬剤師 : Y・T


九州山口薬学大会に参加し、大変貴重な経験を積むことができた。
 
在宅業務の中でCDTMを行っている薬剤師の発表が印象的だった。まず、CDTMという言葉が聞きなれなかったので調べてみた。CDTMとは、医師と薬剤師の共同薬物治療に関する契約であり、一定の資格を有する薬剤師が、プロトコールで規定された範囲で、患者を評価し、薬物治療と関連する臨床検査を指示したり、薬物治療選択・開始し、モニタリングし、継続または修正するなどの専門的な責務を担うことと定義されている。
発表をされた方の場合、痛み止めの選択をされていた。
患者はターミナルの透析患者で、デュロテップパッチを2日おきに貼り替えるよう指示で、疼痛コントロールができていなかった。
さらに透析時に痛みが増幅し、睡眠薬を飲まされ、透析後は朦朧状態で帰宅されていた。
そこで、薬剤師は腎機能の低下した患者でも使用できるフェンタニルに処方変更を提案し、処方設計されていた。
 
薬剤師の在宅業務は日々進歩していることを実感した。
薬局での在宅は少し要領もわかってきたところなので、もうひと段階レベルアップしていかなければいけないと思った。


薬剤師 :F・M


私は口頭発表を行いましたが、発表後に座長の方から「経営者の理解があり、非常に恵まれた環境の薬局でうらやましいです」と言われたことに、改めて当社の環境が恵まれていると思いました。
外来業務と在宅業務を両立させることでかかりつけ薬局の機能を向上させていくのが私のテーマですが、今後は質を上げていくことも並行して行っていこうと思います。
九山大会では薬局だけではなく病院薬剤師の発表もあり薬学的な知識の面では、非常に勉強になりました。
せん妄の副作用の報告がある薬に対応する際の業務手順は非常に参考になりました。
また、学会の特色の一つであり、私の楽しみの一つでもあるのですが、最新の調剤機器の展示ブースでは機器に触れて、見て、実演できて、機器の進化を体感することが出来ました。
早速、来年の学会に向けて準備を始めたいと思います。

薬剤師 :K・T


九山大会に参加させていただき、基本的な事ではありますが、改めて業務内容について考えるいい機会となりました。
難しいところもありましたが、他の薬局さんの取り組みを見て、とても参考になりました。
初めてこのような発表をして、自分の中でも良い経験が出来たと思います。
今回の学会をいかして、これからの業務につなげていければと思います。


事務 : K・S


75回九州山口薬学大会に参加させて頂きました。
私は、今回初めての参加となり、分からない事だらけでしたが、本当に素晴らしく貴重な体験をする事が出来ました。
今回学んだ事を、今後の業務に生かし、より良い薬局作りに役立てていきたいと思います。


事務 : N・N 


                           

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