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第6回 日本薬局学会学術総会 in 福岡 REPORT
2012年10月27・28日に福岡県で第6回日本薬局学会学術総会が行われました。

全国から多くの薬剤師が集い、日頃の研究の成果が発表されました。
当社からも口頭発表4題、ポスター発表を1題行いました。

全国の薬剤師と情報交換を行い知識と技術の向上、自己研鑽が図られたと思います。
明日からの調剤サービスに役立てていきたいと思います。

                                               
                                                  発表内容はこちら

1日目


今回も薬局学会に参加することになりました。

開催地は福岡。あいにくの雨模様でしたが、会場に入るとそこはやはり学会。
 

ポスター発表を1つ1つ見ていくうちに、薬剤師としての業務の取組に身の引き締まる思いがしました。
     
  

昼の部のランチョンセミナーに参加。

表題は「調剤薬局における精神科患者さんへの服薬指導」

現在、我が国における自殺者の数は1,997年から3万人を超え、これまで4大疾病と言われていたのに加え精神疾患を加え5大疾病

にかわりつつあります。その原因の第一位が精神疾患によるものです。


現在、精神疾患の治療は多剤併用であり、基準値を大きく超えた量を処方されているのが現状です。

講演された先生の病院においては、第一世代の薬を第二世代に変え、かつ採用薬を彫らすことにより、投与する薬を減らして患者の

症状を改善していくという、大変、画期的な取組でした。


本来、薬というものは、最低限の量で最高のパフォーマンスを発揮すべく投与するものであり、精神疾患のほとんどの患者が向精神薬

の大量摂取をおこなっていることからも、今後の精神疾患の治療のあり方を考えさせられる内容でした。


その後、ポスター発表を再度、見て回りました。それぞれに創意工夫を凝らし、大変、参考になる内容も数多くありあました。

   
     


その後、「ほんまでっか」でお馴染み、澤口俊之先生の公演に参加しました。


表題は「今、求められるHQ(人間的知能)とは?~次世代を担う人材育成を踏まえて~」

現在、求められているはIQでもEQでもなく、HQであり、HQとは、人間性知能の略称であり、これは人間にしかない能力で、学校教育

では伸ばすことのできない知能だそうだ。


澤口先生曰く、HQが高いと、幸福度が格段に高くなり、HQが低い人は、絶望感を感じるようになるそうです。



「ほんまでっか」の中では面白おかしく取り上げられる先生ですがが、その研究内容は大変、興味深く、非常に参考になる内容でした

初日のプログラムはこれで終わり、その後、夕食へ。コース料理を堪能させてもらいました。

明日は4名の口頭発表にポスター示説。皆が大成功することを祈って就寝。

  
   
     


2日目

今日は第6回日本薬局学会学術総会の2日目です!

発表で緊張してあまり眠れませんでしたがとりあえず朝7時から朝食です(*´ω*)


朝食を終えてすぐに会場へ。

今日は来場者の方の前で発表する口頭発表が4名、発表する資料を印刷して掲示するポスター発表が1名です。

トップバッターは9:30からAコープ店のYさん。漢方をテーマに非常にわかりやすく素晴らしい発表でした。

そして間髪いれず、私の発表(汗)

残薬確認をテーマに発表しましたが、緊張するなかやり遂げることができ、良かったです。

その後、牛津店のOさん、メディカルモールおぎ店のKさん、Aコープ店のKさんが発表をされました。それぞれの研究テーマで

非常に参考になる発表でとても良かったです!


     
     

他にも様々なセミナーに参加し、今年の学会参加も有意義なものとなりました。

他の社員の方もたくさん応援に来てくださいました、ありがとうございました!

次の発表に向けて頑張りましょう!

皆さん、学会参加本当にお疲れ様でした!!





今回の研修で最も印象に残ったのは、アメリカのワシントン州立大学薬学部のDon Downing教授の特別招聘公演であった。

アメリカにおいても、薬剤師の調剤のみでの仕事に限界が来ており、どうすれば患者のニーズに自身の欲求を満たす薬局業務を実現出来るかに、全力で取り組まれてきた氏の公演内容は、最も説得力があり、これからの日本の調剤薬局のビジョンが明確になったものであった。

「患者の健康に個人的に責任をもつと言うことは簡単だが、実際にそれを実行するのは容易な事ではない」

「何よりも重視しなければならないのは、薬を使用する患者であり、患者が使用する薬はその次である。」

「これから何をするかを正確に述べる事よりも、なぜそれをしているのかを述べることの方がはるかに重要である。」

「変化は常に困難を伴う。したがって自分の中で、変化を恐れる気持ちよりも、それを望む気持ちの方が強いということを確認すべきである。」

「自分にとっては必ずしも利益にならなくても、それが患者にとって最も有益であれば、実践の仕方を変えることを決断する。」

これらは、薬局の業務以外にも共通する内容だと思う。

ただし、氏が取り組まれた内容は、すぐに実現したものではなく、針の筵を歩くような、長年、辛抱強く続けてこられた内容だったことも述べられていた。

どんな困難な内容でも、信念をもって諦めずに行動し続ける大切さを改めて学んだ学会だった。


薬剤師 : O・K


2日間に渡り、福岡で行なわれた日本薬局学会に参加させていただきました。
薬局学会への参加は今回が初めてでしたが、業務効率の向上やお薬手帳の有効活用など、自分にとっても身近な議題についての発表が多く、とても参考になりました。
また先輩方が立派に発表されているのを見て、私も来年は発表できるように頑張りたいと思いました。


薬剤師 : T・U


今回、第6回日本薬局学会学術総会に参加させていただきましたが私が今回収穫であったのは口頭発表を行ったことです。
資料を作成し、人前で発表を行ったことが非常に良い経験となりました。
他の演者の方の話し方やパワーポイントの作り方も非常に参考になりました。
次に口頭発表を行う際の課題も見つかり、また次のテーマを決めて今回の経験を活かして向上した発表ができるよう努力します。
具体的な改善点としては、スライドの資料の枚数と内容をつめこみすぎた点と話し方、見易いパワーポイントの作成になります。


薬剤師 : Y・T


ポスター発表で印象に残った内容

緑内障治療薬の副作用防止の取り組み:経験年数や知識に関係なく患者さまに情報提供出来るよう、指導せんを作成していた。モール店でも緑内障に限らず同様の取り組みをしていく必要がある。

口演発表で印象に残った内容

DT(ダイレクトテレフォン)の取り組み

現在、在宅の患者さまに電話で症状をお伺いするケースはあったが、外来の患者さまに対しては

特になかった。薬局のサービスの質を向上させる一つのケースになると思うが、担当者によって

ばらつきがあると逆効果になる恐れもあると感じた。

今回の発表の感想

外来の患者様に対する業務効率化

今後も、継続して薬局内の業務効率化をする必要がある。発注などは適正在庫の目安を作り共有化することで誰が担当になっても一定のレベルになるようにする必要があると感じた。


薬剤師 : K・T

 

今回、日本薬局学会学術総会に参加&発表させていただきまして、貴重な経験をありがとうございます。

今回の研修で印象に残ったことは、自分が「日ごろ業務内で疑問に思うこと」が深く掘り下げて発表されていたことです。

例えば、副作用の起きやすい薬剤が実際どのくらいの頻度で起きているのか?や、嚥下困難の患者様が薬を飲むためのどのような工夫をしているのか?などです。

今回の研修で、調剤薬局の業務でも、視点を変えることでいろいろなテーマで学術発表が出来ることがわかりました。

その中で、他人をひきつける魅力のあるテーマ、内容を発表しなければならないと思いました。

明日からの業務では、今回の研修を活かし、小さなことでも疑問を持ち調べる癖をつけるようにしたいと思います。

そして、次回の学会も発表をして有意義なものにしたいと思いました。

薬剤師 : Y・Y



                           

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