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第5回 日本薬局学会学術総会 in 千葉 REPORT
2011年11月5・6日に千葉県で第5回日本薬局学会学術総会が行われました。

全国から延べ約5千人の薬剤師が幕張メッセに集い、日頃の研究の成果が発表されました。
当社からもポスター発表を3題行い、1題が優秀賞に選ばれました。

全国の薬剤師と情報交換を行い知識と技術の向上、自己研鑽が図られたと思います。
明日からの調剤サービスに役立てていきたいと思います。

                                               
                                                  発表内容はこちら

1日目
佐賀駅に集合!
朝食をとりながらスケジュール・ポスター発表会場・ランチョンセミナーの内容を確認。
   ←会場前で記念撮影!

受付を済ませ、ポスター発表会場へ。

ポスター貼付け中!!→
 
機器展示会場にて、お世話になっているメーカー様のブースへ・・・

錠剤自働分包機、水剤調剤支援装置、薬袋自動印刷機の説明を聞きました。最新の調剤機器に触れ、調剤の自動化に感動!!
   
  ← つかの間の休息の後、再びポスター会場へ。

→市民公開講座で脳神経外科医の有名な先生が講演をされました。
一緒に写真を撮らせて頂きました!
 
  一番の楽しみ!?の夕食 
美味しい食事、お酒を沢山頂きました!
 


2日目
朝食をとり、ホテル前で記念撮影!会場へ移動後、モーニングセミナーの会場へ!

お弁当を頂きました!

モーニングセミナー
演題:真に求められるかかりつけ薬局づくりを目指す~「ここでなくては」と決めてもらう~

3題のポスター発表を行いました
   ←昼食を兼ねてランチョンセミナー会場へ

→最後に、会場前で記念撮影!
 




全体的に患者さんの生の声をモニタリングしている発表が多かった。
1.後発医薬品不信の要因に患者様の背景は相関しない
2.先発医薬品に再変更を希望した患者様は安さよりも品質を重視する傾向があり薬局が品質を十分説明を行うことが大切である
3.薬局スタッフにやってほしいこと。健康病気の情報提供や健康相談→処方薬に関すること以外のサービスへの要望もある。処方箋を広く受け付けていることを周知するだけでなく処方箋を持たない方でも気軽に薬局に入り相談できるような雰囲気、体制づくりが重要。
4.プライバシーの配慮
5.患者さんの要望はまちまちであるがそれを効率よくくみ取り、希望に合わせた対応をすることが最も大切である。
6.機器の導入での調剤時間の短縮は混雑時には大きな差になることから空いた時間は服薬指導を充実させたり患者サービスに充てることができる。
7.高齢者が吸入指導を理解し、身につけてもらうために以下のポイントが挙げられる。
 ・口頭だけではなく吸入器を手に取り実際に行いながら確認
 ・吸入トレーナーを使用し速度、深さ等の理解度を確認
 ・吸入の必要性、薬効についての理解度等を聞きだしアドヒアランスの確認
8.栄養相談的な内容があると参考にしやすい
9.服用した薬で副作用が出たことを医療従事者に知らせるような工夫があればよい。

市民講座の福島先生の講演はただすごいとしか言えなかった。本当に患者様のことを第一に考える医療従事者でありたい。

以上のことから、処方せん受付以外でも相談等できるような雰囲気づくりが課題。

お薬ノートに関してもほんのちょっとした患者様が喜ぶような工夫をすることで利用率が上がると思われる。

調剤、投薬以外の業務を見直す必要性を感じた。

明日以降の空き時間を有効に活用したい。また、福島医師のように患者様の喜びを自分の中の喜びとできる薬剤師を目指したい。


薬剤師 : O・K


・ポスター発表

次回の全国大会等の学会に向けて参考となる発表、表現を学んだ。ポスター発表を見学しながら今後の薬剤師としての自分の業務に反映できるような内容を特に注目しながら見学した。Do処方やハイリスク薬に関しての注意喚起を題材にした発表はこれからの自分の業務で生かせていける内容でためになった。積極的にとりいれていこうと思う。

・展示など

ファイザーのエスタブリッシュ医薬品という事柄に関して知らなかったが、今回見学できてためになった。完全自動分包機に関しては隔日投与についても可能ということで便利だと感じた。

・今後に向けて

学会で発表したいテーマを決めていかなければならないと強く感じた。特に何に関して調べていきたいかを今後の薬剤師としての業務で意識しながら考えていく必要があると思った。

・感想

様々な地域で同じ薬剤師として働いている方々の取り組みをポスターという形で見聞でき非常に良い体験ができました。またこのようにつれてきてくださった先輩方や会社の方々に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。

・改善点

漠然と日々の仕事をこなすのではなく患者様の満足度にこたえるような仕事を行うべきだということを意識する。またその仕事の中で学会などに提示すべきテーマを模索していく。


薬剤師 : E・T


今回の学会では、日ごろお世話になっている調剤機器メーカー様が展示していらっしゃる全自動錠剤分包機、水剤調剤支援装置、薬袋プリンターなど当局が現在導入を検討している機器類をみるのが私の楽しみの一つだった。

全自動錠剤分包機では、バージョンが更新され隔日投与がパソコン上で設定すると自動で分包出来るようになった。これは他社に先駆けて導入されているシステムで、このシステムは今後全自動錠剤分包機を検討する上で他社にないメリットだと感じた。

水剤調剤支援装置は、レセコンからデータを受信した後、ラベルが発行され、ラベルに水剤容器(60L,100Lなど)の指示があるため、水剤ボトルを取り違えることがない。ラベルを貼ってから分注されるためラベルの貼り間違いのリスクが減少する。秤量時に確認のため分注ごとの画像データを画面で確認することができる。鑑査を支援してくれるこの機能が他社にはない。今後、検討していく必要があると感じた。

ポスター発表では、各社日常業務から生まれた疑問点や課題を改善していく内容をみることができた。明日から役に立つものとしては、ハイリスク薬に関する発表だった。ハイリスク薬のチェックリストを作成し、活用されている店舗は薬剤師の満足度が高く、特に役に立っている薬は精神神経薬、抗がん剤、免疫抑制薬の順に高かった。他には、調剤薬局薬剤師を対象とした知識レベル向上テキスト構築と評価の発表では、今後薬剤師の教育をどうしていくか考える際に参考になると思った。

今後の薬局薬剤師の業務は、調剤業務は徐々に機械化され、機械が調剤している間に薬剤師は別の業務をしたり、患者様の対応をしたりとこれまで満足に時間を割くことができなかった業務に時間を費やすことができるのではないかと思う。その準備を今からしていくことが大切だと感じた。


薬剤師 : K・T


○自賠請求管理の効率化に向けた取り組み

・自賠請求から売掛金の管理までを一元化する仕組みを考え、業務を効率化する試み

○ハイリスク薬への取り組みについて

・薬局独自のチェックリストを作成することにより社内の薬剤師全員がリスクについて共有できさらにレベルの高い投薬が行えると考える。

・店舗ごとに分類されるハイリスク薬の在庫の調査

○ハイリスク薬の服薬指導における薬剤師の指導の疑問

・質問はどう聞くべきか(複数処方された場合)

・毎回同じような説明になってしまう

・適応によって加算をとるかとらないかが曖昧

・患者個々によって理解力が異なるがわかりやすく説明するにはどうしたらよいか

◎ハイリスク薬のチェックリストは必須。チャックシートは有用なツールである

○調剤機器について

・錠剤自動分包機:カートリッジに充填されている薬剤以外を手作業で入れる際にマスへの薬剤の入れ間違いを防ぐ工夫。また、用法等の印字を見やすくする工夫などがされている。

○薬局業務において作業の効率化、負担軽減は重要な課題であり、事務領域で作業効率を上げることは重要であると思う。薬剤師、事務の業務で負担の多い業務等を見直し、効率的な業務が行えるよう努力します。

○複数のハイリスク薬が処方されている場合、服薬指導において聞き取りに苦労することが多く、今回の発表を参考に今後の服薬指導について改めて考え、より良いサービスができるように努めます。


薬剤師 : Y・T



                                           

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