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タイヘイグループ
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2012年10月27.28日で宮崎県で開催された日本社会医療学会第13回学術大会において個別発表を行いました。




個別発表
「薬剤師の視点から見る吸入手帳の有用性」
 
株式会社大平 タイヘイ薬局グループ 薬剤師

〈目的〉

過去20年間で呼吸器系疾患の患者数は横ばいであるが、喘息、COPDは増加している。また、喘息発作・COPD増悪による緊急搬送なども増えており、死亡例も存在する。このことから見ても気管支喘息・COPDの治療・予防は罹患患者の生活上、重要であるといえる。気管支喘息・COPDは慢性的な疾患であるため、長期的な管理を要し、患者・病院・薬局が互いに連携する必要がある。そのためにはそれぞれが情報を共有できるツールが必要になる。今回、吸入手帳の使用過程で起こった患者の変化から疾患治療のツールとしての有用性について考察を行なう。

〈方法・結果〉

医師から吸入手帳の使用指示が出た患者を対象に、喘息・COPDの知識、吸入手技の熟達度合いおよびその変化に伴う生活上の変化の確認を、薬局において評価シート形式あるいは口頭により来局時薬剤師が行なった。指導・確認内容は吸入手帳に記載し医師に報告した。その結果、医師・薬剤師間で的確な内容のやり取りができ、患者へのスムーズな服薬指導を行うことが出来た。そして患者の吸入手技の熟達度合いの上昇に伴い、発作が減少し、楽になっているとの回答を得られた。また、高齢患者において吸入手技・疾患知識の忘失が見られたが、評価シートでの確認によりその都度的確な指導を行うことが出来た。

〈考察・結論〉

吸入手帳という医師からの後押しがあるシステムなので薬剤師が行う服薬指導を患者がより熱心に耳を傾ける。また、長期管理時の中間点で患者の状態をチェックできるため、医師・薬剤師双方の視点から見た患者個々の問題点がより明確化され、吸入手帳による問題の共有がはかれ、それを基に服薬指導の要点を絞ることが出来る。これにより内容的・時間的にスムーズに患者にフィードバックでき、その結果、発作の予防、患者の治療満足度を得ることに繋がる。このことから見ても吸入手帳の導入により、きめ細やかな指導ができ、予防・治療の観点で有用であるといえる。




「介護予防で社会保障費抑制」
 
椛蝠ス タイヘイM&C 福祉用具専門相談員

【背景・課題】
現在日本では「人口減少」・「少子高齢化」・「社会保障費増加」等、様々な社会問題を抱えている。
その中でも「社会保障費増加」は日本が抱える特に大きな問題である。今後「人口減少・少子高齢化」により、生産人口が減り、高齢者人口が増える事が見込まれる情勢であり、社会保障費増加の一途を辿る我が国では深刻な問題でとして挙げられている。

「高齢者の寿命が延びる事」は素晴らしい事だが、「元気で長寿」という方が少なく、介護を要する高齢者が多い現状がある。
そして、統計より66.7%の方が「住み慣れた自宅で生活をしたい」と言われている。

しかし、「夫婦のみ世帯・単身世帯」の増加で、障害を持たれている高齢者は自宅では過ごせない事も多い。
又、障害を持たれた原因が転倒等の「家庭内事故」が多く、身体・精神的な状況の変化により身体機能低下を起こされて、病院へ入院や施設への入所をせざるを得ない方も多い。
入院や入所となると運動時間は減り、廃用症候群(寝たきり)となる方も多い。高齢者がより安全・快適な在宅生活を行う為に、現状の把握・問題点の抽出・改善について検討した。

 

【目的・方法】

「介護予防」で「社会保障費抑制」を行う事を目的とする。

@福祉用具や制度の認知度を上げる為、各施設での勉強会を実施した。

A自宅で安全に生活出来る住環境整備の提案を行い、福祉用具の導入・住宅改修の施工等を行う事で家庭内事故抑制を図った。

 

【結論】
各施設での勉強会を行った事でより適切な用具の依頼があり利用者の介護予防に役に立っていると思われる。
今後も自宅では高齢者の住環境整備を行い、家庭内事故抑制を図り、「健康に自宅で生活をする為の住環境整備」で「介護予防」となり、「社会保障費抑制」へと繋がる。その為に各職種連携し安全・快適な住環境整備・福祉用具の提案を行う。
今後、本学会目的でもあるコ・メディカルが高齢者の介護予防の為、更なる「連携」が重要となってくると考える。

 



日本社会医療学会に参加して・・

今回は社会医療学会に参加させていただきました。久しぶりの母校ということもあり、とても懐かしい思いでした。

馴染みの先生方ともお話することもできました。始めての学会での発表と言うことでとても緊張しましたが、貴重な

体験をすることができました。また、基調公演では片山さつき先生のお話も聞くことができとても勉強になりました。

今日の学会を刺激に日々の業務に取り組んで行きたいと思います。




                           タイヘイ薬局グループ 薬剤師



日本社会医療学会に参加して・・

今回第十三回日本社会医療学会に参加させていただきました。初の学会発表で凄く緊張しました。

までにない雰囲気を肌で感じることができ、また様々な意見がでており大変勉強になりました。緊張感の

ある中での発表ということで思い通りにならないことも多々ありました。次回このような機会があれば今回の

教訓を生かし頑張りたいと思います。




                           タイヘイ薬局グループ 薬剤師



日本社会医療学会に参加して・・

一番印象に残った事は、今年の3月に九州保健福祉大学を卒業して、薬剤師として、タイヘイ薬局グル

ープに入社して、6カ月後に、母校(九州保健福祉大学)で行われる、学会に、2人の新人薬剤師が参

加出来ることは、意味深いものでした。恩師の先生方、先輩、後輩との、短い時間ではありましたが、

交友の場を提供できたことも非常に有意義な事でした。タイヘイM&Cの担当者の発表も解かり

易く、具体的な数値での提示で、聴講の皆さんの興味を引く内容でした。来年も参加し、一層の充実を


図り望みたいと感じながら、帰路に着きました。


                        タイヘイ薬局グループ



日本社会医療学会に参加して・・


今回は社会医療学会の発表をさせて頂きました。030人位の人前での発表は時々行うものの、学生や先生


も含めて、大勢の方がいたので大変緊張しました。今回発表したのは「介護予防で社会保障費削減」というテーマ


にて行いましたが、限りある財源の中でより良い生活をするために「転倒」が危険だという事を伝えました。社会医療


学会の目的でもある、医療と介護の各職種連携を更に強化する事も重要だと思いました。今回発表の為に


勉強したことは普段の生活から仕事まで使える事が多く、私自身が一番勉強となりました。学会発表をした

事を目的だけではなく、社内・社外を問わず、得た知識・情報を伝え、少しでも役に立てればと思います。


又、私自身が更に福祉用具をきちんと理解し、よりお客様の為になる行動をしていきたいと思います。


また、機会を頂く事が出来れば、次回は更なる良い発表が出来るようにしたいと思います。とても良い勉強





になりました。有難うございます。





                           タイヘイM&C 福祉用具専門相談員






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